本のご紹介

『第4の革命 - エネルギー・デモクラシー』や再生可能エネルギー関連のおすすめ本をご紹介します。

自然エネルギー革命をはじめよう: 地域でつくるみんなの電力 高橋 真樹 (著) が本日発売!「第4の革命」も紹介されています。エネルギーは自分たちで作れる!全国の事例が紹介されている必携の書。
単行本: 223ページ
出版社: 大月書店 (2012/11/20)
言語 日本語


エネルギー倫理命法 一〇〇%再生可能エネルギー社会への道
ヘルマン・シェーア/著 今本秀爾/訳 ユミコ・アイクマイヤー/訳 手塚智子/訳 土井美奈子/訳 吉田
出版社名 : 緑風出版
出版年月 : 2012年5月
ISBNコード : 978-4-8461-1207-3
(4-8461-1207-1)
税込価格 : 2,940円
頁数・縦 : 387P 20cm


エネルギー進化論: 「第4の革命」が日本を変える (ちくま新書)
飯田 哲也 (著)
いま変わらなければ、いつ変わるのか? 自然エネルギーは実用可能であり、もはや原発に頼る必要はない。持続可能なエネルギー政策を考え、日本の針路を描く。
新書: 233ページ
出版社: 筑摩書房 (2011/12/5)


1億3000万人の自然エネルギー
飯田 哲也 (著)
やさしくて、やすらかで、ゆたかな未来へ。
原子力に替わるエネルギーを探そう、
急ぎ、かつ慎重に、そして大胆に。
太陽光、風力、水力、地熱、潮力、バイオマス、
スマートグリッドを組み合わせて、
100%自然エネルギーの実現に向かおう。
再生可能エネルギーと低エネルギー生活の教科書。
単行本: 128ページ
出版社: 講談社 (2011/10/20)


ソーラー地球経済
ヘルマン シェーア (著), Hermann Scheer (原著), 今泉 みね子 (翻訳)
ソーラー地球経済
現代の経済・産業活動は石油、石炭など、いずれ枯渇することが明らかな化石資源に依存している。一刻も早く、太陽、風力、水力、植物といった再生可能な資源を基礎とする「ソーラーエネルギー経済」に転換しなくては、地球経済は滅亡するというのが本書の主張である。
著者はヨーロッパ太陽エネルギー協会会長でソーラー資源の有効活用の主唱者であると同時に、ドイツ連邦議会議員や欧州議会議員を務める政治家。経済学者、社会学者でもある。本書では幅広い見地からエネルギー源と経済、社会との関係を解き明かしていく。

利用までの“連鎖”に注目化石エネルギーの問題を追及

まず著者は、化石エネルギーの経済効率性を明確に否定する。化石資源は利用までに採掘、精製、輸送、加工など様々な手順が必要となる。この手順の連なりを著者は“連鎖”と呼び、連鎖の長い化石資源は無数の優遇措置があったからこそ浸透したと指摘する。それに比べ、連鎖の短いソーラー資源は潜在的にはずっと経済効率が高く、技術開発や導入努力に資金を傾ければ、ソーラー資源の実用性はぐっと高くなるというのだ。

さらに、先進国の大企業が化石資源とそれに続く長い連鎖を一手に握ろうとすることが、経済のグローバル化の加速、失業率上昇、南北問題の激化など様々な問題の要因になっていると強調する。

化石エネルギーの問題というと、枯渇の懸念、環境への悪影響など目先の問題にばかり考えが及びがちだ。だが、本書を読むと、実は世界経済・社会の構造的な諸問題について深く関わっていることを改めて認識させられる。

では現在、経済・産業の基礎中の基礎として機能する化石エネルギー業界を、どのように“創造的破壊”してソーラーエネルギー経済を実現すればいいのか。コンセプトは実に明快な本書だが、この辺りの具体論はやや乏しくなってしまう。

単なる理想主義からでなく、現状を見極めたうえでソーラー経済への転換を主張しているのが本書の特徴。それだけに、著者が考えるエネルギー源の現実的な転換方法などが描かれると、なおよかった。著者が指摘する化石エネルギーの限界を認識しつつ、次回作に期待したい。

(経済ジャーナリスト 小林佳代)
(日経エコロジー 2002/03/01 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
出版社/著者からの内容紹介
単行本: 441ページ
出版社: 岩波書店 (2001/12/14)